27日、PayPayドームでのソフトバンク-楽天の1戦。
楽天の辰己涼介選手が、0-4と4点ビハインドで迎えた7回表の二死一二塁、ソフトバンクの二番手・嘉弥真新也投手から、ライトスタンドへ3ランホームランを放ち1点差へと迫った。
辰己選手は5回表に二盗を試みた際、タッチを搔い潜ろうとしてヘッドスライディングに失敗し、顔面でブレーキをかけるような形となって、唇上下、鼻の頭、おでこから流血。
血がハッキリと確認できる状態のままプレーを続行し、見事に3ランホームランを放ってみせた。
痛々しい様子にも、決して心折れることなく全力プレーをみせる姿は、まさしく「野球少年」といった印象で、何とも言えない爽やかさを感じさせた。
試合は7回表を終了した時点で4-3でソフトバンクがリードしている。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している