ジャニーズ事務所は2日、所属するアイドルグループ「SexyZone」のマリウス葉さんが体調不良のため一定期間、芸能活動を休止すると発表した。
歌もダンスも演技もバラエティ番組でのトークにも奮闘し、さらには学業の面では高校生だった17年夏に米名門のハーバード大学のセミナーに参加。18年度から上智大国際教養学部に通い、今年9月からは米スタンフォード大学のオンラインコースも受講していた。
ジャニーズ事務所が「何事にも意欲的で完璧を目指したいと真摯に取り組む姿勢が過度のプレッシャーとなり、心身のバランスを崩してしまう結果につながった面は否定できない」と説明しているように、バラエティ番組などで「がんばりマリウス」のキャッチフレーズを使っていたとおりのがんばり屋さんだったことが、今回の体調不良からの活動休止へとつながってしまったのだろう。
まだ弱冠20歳
「8月に、パニック障害により約1年9ヶ月の期間休養していた松島聡さんが復帰して、5人体制の『SexyZone』として活動を始めた矢先のことだけに、がっかりしている部分も少しありますが、多くのファンは『しっかり休んで元気に戻ってきて』とマリウスさんのことを温かく見守ってくれています。
バリバリ仕事をこなしていたとは言え、まだまだ弱冠20歳ですから、自分でも気づかないうちに多くのプレッシャーやストレスで心身に負担がかかっていたんだと思います。
多くの人は、自分にできることの範囲が限られるため、『とりあえず自分にできることだけやっておこう』という発想で日々をなるべくストレス少なく過ごせるかもしれませんが、マリウスさんは本当に多才で何でもできてしまうみたいですからね。
『自分にできることだけ』と言っても、一般的な方の何倍も大変だと思います。
ファンからも『今はゆっくり休んで。そして、できることからではなく、やりたいものから少しずつ手をつけていけばいい』とコメントされているとおり、まずはしっかり休んでほしいですし、復帰されてからもゆっくり進んで行ってくれればと思いますよ」(メディア記者)
今はただ、マリウスさんの心身の快復をそっと見守りたい。
(文/佐藤博幸)