俳優の桐谷健太さん主演、磯村勇斗さん、伊藤淳史さんらが共演の連続ドラマ『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系、木曜21時~)第2話が20日放送された。
同話の視聴率は、世帯平均で9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人平均で5.1%だったことが20日分かった。
第1話では世帯平均8.4%、個人平均4.6%という数字を残しており、今回は世帯個人ともに急伸したと言えるだろう。
「実は8.4%という第1話で『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』が記録した数字は、テレ朝の木曜ドラマとしては歴代最低でした。
昨今の各局ドラマが軒並み苦戦するなかでも、同枠は第1話で2桁視聴率を記録することがほとんどで、9%すらも割り込むなんてことはありませんでしたから、どうなることかと不安視されていたんです。
ところが、多くのドラマが第2話では数字を落とすところを『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』は大幅に数字を伸ばしてきました。
第2話での9.1%は、前クールの同枠ドラマ、西島秀俊さん主演『警視庁アウトサイダー』と同スコアですし、竹内涼真さん主演で、新木優子さん、平手友梨奈さんらが共演した昨年7月期の同枠ドラマ『六本木クラス』(8.6%)を上回っています。
『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』は、3年前の2020年1月期に放送された桐谷健太さんと東出昌大さんダブル主演『ケイジとケンジ~所轄と地検の24時~』の続編です。
前作では、第1話で12.0%と抜群のスタートを切りながら、第2話放送直前に東出さんが唐田えりかさんとの3年不倫がスクープされたことで視聴率は一気に9.7%に急落。以降も、東出さんに対する世間の冷たい視線が反映された数字が続くことになりました。
今回は、東出さんをしっかりと排除したことで、第1話から第2話で視聴率を急伸させることに成功していますから、第3話以降に2桁視聴率連発ということになる可能性も十分ありそうですよ」(ドラマ批評家)
東出昌大ショックとは無縁の今作。第3話以降もますます視聴率を伸ばしていくのではないだろうか。
(文/門田智之)