12日午前、日本外国特派員協会が主催する記者会見で、元ジャニーズJr.の岡本カウアンさんが、ジャニーズ事務所創業者で前社長であるジャニー喜多川さんからの「性被害」について告発した。
これを受け、ジャニーズ事務所は「弊社としましては、2019年の前代表の死去に伴う経営陣の変更を踏まえ、時代や新しい環境に即した、社会から信頼いただける透明性の高い組織体制および制度整備を重要課題と位置づけてまいりました。本年1月に発表させていただいておりますが、経営陣、従業員による聖域なきコンプライアンス順守の徹底、偏りのない中立的な専門家の協力を得てのガバナンス体制の強化等への取り組みを、引き続き全社一丸となって進めてまいる所存です」とコメント。
岡本さんの会見現場には、NHKのスタッフ、日本テレビ、テレビ朝日のカメラクルーの姿が確認されていたが、12日中に会見について触れたテレビ報道は皆無だった。
「ジャニーズ事務所のコメントは、『すでに当人である前社長のジャニー喜多川が亡くなってるんで』『今は性加害なんてないから』という開き直りが目に余りますね。
たとえ代表者がすでに亡くなり、代表者が変更になっていても、当時の問題について企業としてきちんと向き合い、被害を訴えている人達に寄り添う姿勢を示すことが必要ではないでしょうか。
こんな開き直りを許してしまう大手メディアにも大きな責任があると思います」(メディアコメンテーター)
こんな腐りきった体制が続いて良いのだろうか。
(文/窪田翔吾)