3月30日の開幕、いわゆる「球春」到来から1週間が経過。徐々に各チームの戦力状況が明らかとなってきている。
今回は、一昨年まで4年連続でチーム防御率がリーグ最下位ながら、昨年は2.75と劇的な投手力の改善を見せた西武の守備力に注目してみた。
今年もここまでのチーム防御率は2.00で、現在リーグ2位タイ。(1位はソフトバンクの1.87、楽天も2.00)
四球数は26個と12球団ワースト(昨年は436個でソフトバンクに次ぐワースト2位)だが、死球数は1つだけで改善の兆しあり。(昨年は年間で65個の死球を与えていた)
昨年は年間のバッテリーミスが44(暴投が36、捕逸が8)だったのに対し、今年はここまでゼロ。
失策も昨年は86個と12球団トップだったが、今年はここまで1つだけ。
WBCで守備の職人侍として活躍した源田壮亮選手をケガで欠きながら、ここまで西武は守備面で昨年よりもかなり優秀な数字を残していると言えるだろう。
(文/中牟田晃)