5日まで開幕から5試合全勝を続けていたパ・リーグ首位ソフトバンク、セ・リーグ首位ヤクルトが6日、揃って今季初黒星を喫した。
両チームを止めたのは、先のWBCで侍ジャパンの準決勝、決勝のブルペンを支えた2人だった。
ソフトバンクの前に立ちはだかったのは、WBC準決勝で第2先発としてロングリリーフしたオリックスの山本由伸投手。
ここまでチーム打率が.296、チーム長打率.438と圧倒的な破壊力を誇ってきたソフトバンクを相手に、6回を投げ被安打2、6奪三振、無失点と完璧な投球を見せ、オリックスの7-2での勝利に大きく貢献した。
ヤクルトの前に立ちはだかったのは、WBC決勝で3番手としてマウンドに上がり、マイク・トラウト選手、ポール・ゴールドシュミット選手というMLBのMVP経験者から三振を奪った、中日の高橋宏斗投手。
初回にヤクルトの2番打者・濱田太貴選手に先制ソロホームランを浴びたものの、6回を投げ許した安打はこのホームランのみ。1失点8奪三振の快投で3-1での中日勝利に大きく貢献した。
(文/中牟田晃)