大阪市住之江区内にある大手牛丼チェーン「吉野家」の店舗で、卓上に置いてある容器に入った紅しょうがを自身の箸で直接食べたとして、自営業の男2人が逮捕された。
大阪府警住之江署は4日、器物損壊と威力業務妨害の疑いで、いずれも同市西成区の自営業、嶋津龍容疑者（35歳）と岡敏秀容疑者（34歳）を逮捕したことを明らかにした。
昨年9月、嶋津容疑者が同店にて卓上に置いてある容器に入った紅しょうがを「直食い」。
この様子を、同席した岡容疑者がスマートフォンで撮影しSNSで拡散。
今年2月、動画を見た客から吉野家に連絡があり、吉野家が警察に被害届を出していた。
警察の調べに対し2人は容疑を認めていて、嶋津容疑者は「みんなを笑わせたかった」などと話しているという。
今回の逮捕を受け、吉野家は「捜査をしてもらった警察に御礼申し上げたい。普段ご利用いただいている多くのお客様に不快な思いや不安な思いをさせてしまったことをお詫び申し上げる。当社だけでなく外食産業全体で同様なことが二度と起こらないことを切に願っています」とコメントしている。
（文／福島秀明）