キューバ代表としてWBCに出場した中日ジャリエル・ロドリゲス投手が亡命した可能性が高いと報じられている。
29日に中部国際空港着の航空機で再来日する予定だったが、搭乗しておらず。また、中日の加藤球団代表は「人と連絡を取っているが電話には出ない」と説明しており、ロドリゲスとの交渉窓口でもあるキューバ野球連盟もロドリゲスの所在を確認できない状態にあるという。
この報道を受け、ソフトバンクのあの投手の動向にも高い注目が集まっている。
「ソフトバンクのセットアッパーあるいはストッパーとして、ブルペンを支える存在となっているリバン・モイネロ投手ですね。
モイネロ投手は中日のロドリゲス投手と同じく、キューバ代表のWBCベスト4に貢献しました。
モイネロ投手の場合は、29日ではなく今月末の来日予定ということで現状はそこまで緊張感は高まっていませんが、そもそもプロ野球の開幕は31日(日本ハムと楽天は前倒しの30日)。
開幕から登板できるように、中日のストッパーであるライデル・マルティネス投手が27日に来日済みということと比較すると、モイネロ投手の動きには不安になるところもあります。
ソフトバンクのファンからは『モイネロは亡命しないでね』と心配する声が上がっていますし、他球団のファンからは強力な戦力が削がれるということで『モイネロも亡命してメジャーリーグに移籍していいですよ』という声が聞こえてきていますよ」(スポーツコメンテーター)
オフの間に、圧倒的な資金力を武器に異次元の補強を行ったソフトバンク。パ・リーグ制覇、日本一の最右翼とみられているソフトバンクだが、思わぬ形でブルペンがピンチに晒されるかもしれない。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している