カタール・ワールドカップ(W杯)後、新制森保ジャパンとしては初の活動となっている3月のキリンチャレンジカップ。
24日に行われたウルグアイ戦では、見せ場も少なくスコアこそ1-1だったが、面白味にかける試合内容だった。
そんな中で迎えた28日のコロンビア戦。
試合開始直後に、守田のクロスへファーサイドの三苫が頭で合わせ幸先よく先制。今回は複数得点を挙げ、新制森保ジャパンとしての未来に明るい光が射し込むかと思われた。
ところが、以降は結局日本が得点を挙げることはなく、コロンビアに前後半にそれぞれ1点を許し1-2で逆転負けした。
特に後半は、日本のシュートシーンは数えるほど。ヒリヒリしたりワクワクしたりする瞬間は全くと言っていいほどなかった。
W杯の盛り上がりを、直後の戦いですぐに鎮火してみせるいつもどおりの日本代表であった。
ファンからも「結局弱い」「面白くない」などブーイングが数多く上がっており、先週まで大いに盛り上がり「優勝」という大目標を達成した野球のWBCに、侍ジャパンに、サッカー日本代表=侍ブルーが、世界での立ち位置で肩を並べる日が訪れることはあるのだろうか。
(文/樋口健太郎)