日本中が歓喜に沸いたWBC準決勝、日本-メキシコ。
俳優の間宮祥太朗さんは自身のツイッターで「大谷が初球打って声張り上げてチームを鼓舞する姿からの村上のサヨナラに嘘みたいなスピードで涙出た、いや脳汁が目から出たのかもしれん」と、ほとばしる感動を独特の言葉で表した。
4-5とリードを許したまま迎えた9回裏、先頭の大谷翔平選手が、この回クローザーとしてマウンドに上がったメキシコのG.ガイェゴスの初球を捉え右中間二塁打。
大谷が鬼気迫る表情で、侍ジャパンのベンチに向かって両手を挙げ、チームの闘志を煽る。
続く吉田正尚は、一時同点となる3点本塁打を含めこの日、4打数3安打。吉田の迫力に気圧されたか、ガイェゴスはわずか1球しかストライクが入らず四球を与える。
ここで侍ジャパンベンチは吉田の代走に超俊足の周東佑京を送る。
無死一二塁の場面で、この日も4打数無安打3三振と苦しんでいた村上宗隆が、カウント1-1からの3球目を鋭く振り抜くと、打球は左中間フェンス直撃の二塁打。
二塁走者の大谷に続いて、一塁走者の周東もあっという間に生還。この瞬間、侍ジャパンがサヨナラ勝ちで3大会ぶりとなる決勝進出を決めた。
間宮さんは「最高だった!!!!」と準決勝での侍ジャパンの戦いを振り返り、「優勝してくれ!!!!」と決勝戦への願いも語っていた。
(文/潮崎達至)