『ワイドナショー』(フジテレビ系)に元サッカー日本代表の内田篤人さんが17日に出演し、様々なテーマに対しユニークな視点を持っていることが分かった。
昨年大晦日に行われた、井岡一翔選手と田中恒成選手によるボクシングタイトルマッチ。
スピード、パワーで有利と見られていた田中選手を経験とテクニックで圧倒してみせた井岡選手のパフォーマンスを高く評価する声がある一方で、井岡選手のタトゥーが完全に露見する状態になっていたことについてのJBCの処分検討を受け、ボクシング界のみならず日本におけるタトゥーの捉え方について議論となっていた。
井岡選手は何もコメントしていない
「内田さんは番組内で『日本だと色々言われる事をわかっててやってるんだから、ルールに関してあーだこーだ言うのはおかしい。そもそも、本当に必要なら産まれる時から入ってるはず』と発言していましたね。
このコメントを受けネットには『ユニークな考え方』『よくぞ言ってくれた』『タトゥーは要らない派なんだな』『タトゥーが伝統文化として育ってきた国や地域もあるのに』と、特に『本当に必要なら産まれる時から入ってるはず』の部分に注目して賛否両論の声が上がっています。
人類のこれまでの進化、みたいな話になりますので、その部分は各々の考え方、捉え方でいいのかなと思いますよ。
そこよりも、もともとの今回のタトゥー論議として、井岡選手は処分を検討されていることに対して何もコメントしていないという点が重要かと。
一見すると内田さんのコメントは井岡選手を批判しているようにも聞こえますが、『井岡選手は批判が巻き起こることを承知のうえでタトゥーをあまり隠さずに試合をし、そして処分検討については言い訳や反論を一切していない。それなのに、井岡選手の行動に対する賞賛や非難といった評価ではなく、ボクシングにおけるタトゥーや入れ墨禁止ルールの良し悪しを外野が勝手に議論するのはおかしい』という、井岡選手をある意味擁護したり尊重したりしているニュアンスにも聞こえますよね」(スポーツ記者)
ひとまず、ルールのあり方に関する議論は、処分が確定したうえでの井岡選手の反応を見てからでも良さそうだ。
(文/有村和巳)