18日、「センバツ高校野球」春の甲子園大会が開始となった。
開幕カードとなった山梨学院と東北の1戦は、3-1で山梨学院が勝利し2回戦に駒を進めた。
試合結果とは別に、東北の佐藤洋監督は初回の攻撃で審判から注意を受けたシーンについて苦言を呈した。
1回表に東北は、先頭打者が山梨学院の遊撃手の失策により出塁し、一塁キャンバス上でWBCさながらのペッパーミルパフォーマンスで喜びを表現。
このパフォーマンスに対し、1回表の攻撃終了時に一塁塁審が東北ベンチに駆け寄り「パフォーマンスはダメです」と注意。
佐藤監督は試合後に「なぜ、子どもたちが楽しんでいる野球を、大人が止めるのか。日本中が今盛り上がっているのに。もう少し、子どもたちが野球を楽しむ方にいかなければ。高校野球を考えていって欲しい」と不満を口にした。
ネット上では佐藤監督の考えに同調する意見が一定数ある一方、「敵のエラーでパフォーマンスをするのを許すなんて生徒への教育にならない」「審判の“どんなときでもパフォーマンスはNG”ってのはどうかと思うけど、それ以上に相手のミスに対して挑発や侮辱ととられかねないパフォーマンスをすることが問題」「WBCでも“あと1人コール”がナンセンスとかリスペクトが足りないって話題になったのに、東北の佐藤って監督は、高校生が敬意や謙虚さをもつことよりも、お調子者になることを助長している」といった否定的意見も数多く見られた。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している