連日、熱戦が繰り広げられている野球の世界一を決める戦い「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」。
16日(現地時間15日)、すでに準々決勝進出を決めているベネズエラに続いてプールDを突破するチームが決まる「ドミニカ-プエルトリコ」の大一番が行われた。
試合は、序盤からプエルトリコが主導権を握り、8人の投手を注ぎ込む総力戦で優勝候補筆頭と目されていたドミニカを5-2で下した。
プエルトリコは準々決勝でプールCを1位通過したメキシコと戦うことになったのだが、大きな不安要素も。
ドミニカ戦で守護神としてマウンドに上がったE.O.ディアス投手が、勝利直後にチームメートとともに輪になって飛び跳ねて感情を爆発させていたところ、どうやら右脚を激しく負傷したようで、自力で歩くことができずに車イスで球場を後にしたのだ。
強力打線のドミニカ相手に三者連続三振を奪い、準々決勝以降でも活躍が期待されていたディアス投手の離脱の可能性は高く、プエルトリコの今後の戦いに暗雲が垂れ込めている。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している