4月スタートの福山雅治さん主演、大泉洋さん、人気ジャニーズアイドルグループ「キンプリ」こと「King&Prince」の永瀬廉さんらが共演の日曜劇場『ラストマン -全盲の捜査官-』(TBS系、21時~)も大爆死確実か……。
12日に放送された、妻夫木聡さん主演の日曜劇場『Get Ready!』最終話の世帯平均視聴率が6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが13日分かった。
世帯平均では2桁視聴率が当たり前の日曜劇場で、『Get Ready!』は第1~3話こそ10%台をキープしていたものの、第4話で9%台に転落すると結局最後まで2桁に再浮上することはなかった。
それどころか、第9話で8%台に落ちると、最終話では裏番組でWBC生中継という最強の敵がいたとは言え、6%前半はありえない数字。
同じく日曜ドラマで日本テレビ系のさらに遅い時間帯(22時30分~)の『ブラッシュアップライフ』が、12日放送の最終話で6.1%とほぼ同水準の世帯平均視聴率だったことを考えると、ますます『Get Ready!』の低迷が鮮明に見えてくる。
とは言え、実は日曜劇場の低迷は今クールから始まったことではない。
前々クールの綾野剛さん主演『オールドルーキー』は全10話のうち3話で1桁台を記録、前クールの山崎賢人さん主演『アトムの童』は全9話のうち7話で1桁台を記録。
昨年4月期の二宮和也さん主演『マイファミリー』までは、全話平均でも14~15%台を6期連続で記録し続けていた。
『ラストマン -全盲の捜査官-』は、『オールドルーキー』、『アトムの童』、『Get Ready!』と積み重ねた負のムードの払拭を期待されているのだが、福山さんが前回主演した日曜劇場『集団左遷!!』は、全10話のうち5話で1桁台、最低では7.8%を記録してしまっており、ますます日曜劇場の没落に拍車をかけてしまう恐れすらある。
日曜劇場の復活は、今年7月期の堺雅人さん主演、『半沢直樹』シリーズの演出を務めた福澤克雄さんが原作・演出を務める『VIVANT』まで待たなければいけないのかもしれない。
(文/中田慎二)