井上真央さん主演、佐藤健さんと松山ケンイチさんが相手役を務める連続ドラマ『100万回言えばよかった』(TBS系、金曜22時~)第9話が10日放送された。
同話の世帯平均視聴率が12.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが6日分かった。
『100万回言えばよかった』の世帯平均視聴率は、第1話から順に7.4%、7.6%、7.1%、7.1%、7.4%、7.0%、7.6%、6.2%と推移しており、今回は初めての2桁到達どころか前話から一気に倍増したことになる。
一体なぜか?
「直前に同局でWBC日本代表と韓国代表の1戦が生中継されていたことによる影響が非常に大きいでしょうね。
今回のWBCは、二刀流の世界的スーパースター・大谷翔平選手がいるということで壮行試合の時点から注目度が高くなっていました。
さらに、日系アメリカ人のメジャーリーガーであるヌートバー選手も、壮行試合やWBC開幕戦となった中国戦で一気に知名度と人気を高めていましたし、韓国とは過去のWBCで8度対戦し4勝4敗という因縁のライバル関係でもありましたから、WBC韓国戦中継の世帯平均視聴率は驚異の44.4%を記録しました。
WBC中継からそのままチャンネルを変えずに残留してくれた視聴者がかなり多かったことで、12.4%という非常に良い数字を『100万回言えばよかった』は記録できたということかと」(メディアコメンテーター)
第9話で従来の2倍の視聴者に観てもらえたということで、『100万回言えばよかった』に視聴者を惹きつける力があれば、17日放送の最終話でも2桁視聴率獲得が見込まれる。
幸いにして17日にはWBCの試合日程も組まれていない。『100万回言えばよかった』の真価がハッキリ分かるお膳立ては整っただけに、果たしてどんなフィナーレとなるのか注目したい。
(文/高柳拓郎)