俳優の橋本愛さんが5日、自身のインスタグラムを更新。
ストーリーズに「とても有難いご意見をたくさんいただき、トランスジェンダー差別について、昨晩からたくさんたくさん調べました」「もう二度と、考えの至らないまま発言をしてしまわないために、何よりこの世界に生きる誰かをこれ以上傷つけてしまわないために、今私が約束することは、今後必ずアップデートし続け、学び続け、そして行動し続けるということです」「本当に、心から、ごめんなさい。本当にごめんなさい。学びの機会をくださり、本当にありがとうございます」「ヘイトの気持ちなどまったくなくても、あらゆる視点から色んな人の気持ちを考えてやっと言葉にしても、無自覚に人を傷つけてしまったこと、反省しています。勉強になりました。教えてくれてありがとう。傷つけてしまった方々、ごめんなさい」と長文で反省や謝罪のコメントを綴った。
橋本さんは直前のストーリーズに、出生時の性と自認する性が一致しない「トランスジェンダー」の女性が入浴施設や公共のトイレを使用する際、「体の性に合わせて区分する方がベターかなと思います」「もしかしたらLGBTQ+の方々にとっては我慢を強いられるような気持ちになるかもしれませんし、想像するととても胸が痛くなります。けれど私は女性として、相手がどんな心の性であっても、会話してコミュニケーションを取れるわけでもない公共の施設で、身体が男性の方に入って来られたら、とても警戒してしまうし、それだけで恐怖心を抱いてしまうと思います。そんな態度をとって傷つけたくもない」と持論を綴っており、今回の投稿はこの持論に対する反響を受けてのものだったようだ。
「性的マイノリティーに配慮していくべきという考え、これ自体には一定の割合で賛同します。
ですが、そのために、『肉体が生物学的に男性である女性が、女湯や女性用トイレを利用することに強く抵抗感を覚える』と率直な感想を持つ非トランスの女性への配慮をしなくて良いということになっては本末転倒ではないでしょうか。
このところの世間の風潮は、多様性に寛容であるべきという美談に圧迫されすぎて、社会が円滑に回っていくための必要最低限の妥協をおざなりにしてしまっているように思えますね」(メディアコメンテーター)
橋本さんの反省・謝罪文に対しては「しっかり考えて謝ってくれて良かった」「誰かを傷付けることがないようにと配慮しつつ語った感想なんだから、ことさらに謝る必要なんてなかった」など賛否の声が集まっている。
(文/木暮雅人)