嵐の松本潤さんが主演する大河ドラマ『どうする家康』(NHK)第9話が5日放送された。
同話の世帯平均視聴率は11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが6日分かった。
『どうする家康』の世帯平均視聴率は第1話から順に、15.4%、15.3%、14.8%、13.9%、12.9%、13.3%、13.1%、12.1%と推移してきており、今回は2話連続で最低視聴率を更新したことになる。
「先日もお伝えしたとおり、第6話だけは例外ですけど、ほぼ右肩下がりに数字は悪化し続けていますから、大河ドラマとしては考えられない『2桁割れ』が現実となる可能性が高まってきましたね。
大河ドラマの歴代最低視聴率を記録しているのは2019年放送の『いだてん』で、全話を通しての総合平均視聴率が8.2%、第39話では3.7%ととてつもない低数字を残しています。
『いだてん』は例外的
ただ『いだてん』の場合は、取り扱っている時代が1912~1964年と近代で数字が得づらかったうえに、ピエール瀧さん、お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実さんと出演者に相次いでスキャンダルが発覚するというマイナス要素もありましたから、例外的に考えた方がいいでしょう。
昨年放送された小栗旬さん主演『鎌倉殿の13人』を例にとりますと、こちらも決して数字が良かったワケではありませんが、第1話からしばらくは13~17%で推移し、初めて12%台を記録したのが第13話。12%すらも割り込んだのは第27話が初めて。W杯日本代表のコスタリカ戦と被ってしまった第45話が6.2%と唯一の1桁視聴率。これ以外で11%を割り込んだのは第33話の10.2%の1回だけとなっています。
『どうする家康』は第9話にして12%すらも割り込み明らかに視聴率がふるっていませんので、世間からも『これ打ち切り決定的だろ』『どうしようもない松本』なんて声が聞こえてきている状況ですよ」(ドラマ批評家)
松本潤さんも、かつて人気アイドルだった「ただのおじさん」と化してきているということなのかもしれない。
(文/スコッティ角筈)
~ライター略歴~
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたとのこと
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