千葉県ナンバーワンの名門公立高校として名を馳せる「県千葉」こと千葉県立千葉高校。
同校に関し13日、SNS界隈きっての情報通“滝沢ガレソ”さんが、同校生徒から「現金盗難事件が多発しているのに、学校側がなんの対策もしない」「自主的に無人の教室へスマホを設置したところ、窃盗する生徒の撮影に成功したが、学校側へ動画を提出しても窃盗犯が一切処分されず被害者への説明もなかった」「それどころか、教諭が撮影した生徒らへ『動画をすぐに消せ』『警察には絶対に言うな』と口止めした」などのタレコミを受けたことを、教室を物色する犯人の動画を添えてツイッターに投稿。
ネットには瞬く間に、学校側の対応を疑問視する声や非難する声が溢れた。
これを受け千葉高校は、同校HPに「生徒による現金の盗難事故があったことは事実」としつつも「一部事実と異なる」との主張を掲載。
「警察と相談」済みで、「(加害)生徒への指導及び被害生徒へのケア等の対応を行っている」などとした。
ところが、滝沢さんは14日未明、続報として千葉高校の現役生徒や卒業生から追加のタレコミが来ているとツイッターに投稿。
タレコミの内容が事実かどうかは現時点で定かではないものの、「自分がよく知っている被害者の方には未だ何も連絡は無い」「警察に言うなは個人的にはっきりと言われました」と学校側の発表を覆すものが見受けられた。
また、「2016~2018年も現金盗難が多発する環境でした。当時も学校側は動いてくれなかった」「数年前も女子トイレで盗撮事件がありましたがもみ消されました」「自分の在学中に女子マネージャーが部員に性的暴行を受ける事件があった」など、今回の盗難とは別の事件もたびたび発生していたのではないかと疑わせるものも。
そもそも、盗難は“事故”ではなく“事件”。これを事故と表現しているあたりに、千葉高校の姿勢が透けて見えているのかもしれない。
(文/二宮誠司)