三浦春馬さん『おんな城主直虎』回顧展の騒動とともに蘇った「心を奪われた」あのとき | The Audience
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三浦春馬さん『おんな城主直虎』回顧展の騒動とともに蘇った「心を奪われた」あのとき

三浦春馬さん『おんな城主直虎』回顧展の騒動とともに蘇った「心を奪われた」あのとき
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 1月末から始まった、静岡県浜松市での、NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』回顧展。

 当初、登場人物相関図やあらすじのパネルに、三浦春馬さんが演じた井伊直親の写真だけが見当たらず、相関図に不自然にシルエットだけがあるという状況だったものの、これを不可解に思ったファンの訴えやネットでの声が関係各所を動かし、4日からは無事に三浦さんの写真が相関図およびあらすじのパネルでも確認できるように修正された。
 
 そもそも、なぜ回顧展開始のタイミングで三浦さんの写真がない状態が生まれたのか、NHKエンタープライズの説明にはやや釈然としないところはあるものの、1週間ほどで本来あるべき形に戻ったということで良しとすべきか。
 
 それよりも、あらためて『おんな城主直虎』で三浦さんが見せていた姿に想いを馳せることの方が、三浦さんの供養にもなる健全な姿勢と言えるかもしれない。
 
 『おんな城主直虎』のプロモーション撮影で仕事を共にした映像作家のショウダユキヒロさんは、2020年7月の三浦さん急逝時に「三浦春馬さん、大河直虎のプロモーション撮影時、その演技にクルー皆が心を奪われたのを思い出します。いつかまた現場ご一緒したかったです。御冥福をお祈りします」と、短い言葉の中に三浦さんの魅力を凝縮し追悼していた。
 
 回顧展を契機に、『おんな城主直虎』の再放送も期待したい。
 
(文/西野麻衣)
 
 ~ライター略歴~
 茨城県出身
 シナリオライター、エッセイスト、芸能ライターと多岐にわたる執筆業を行っている