モデル、タレント、女優と幅広く活躍する佐藤栞里さんが4日、お笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次さんがMCを務めるバラエティー番組『人生最高レストラン』(TBS系)に出演。
思い出の料理3品を紹介しながら、様々なエピソードを披露。
幼少期からの人情味あふれる経験の数々を聞いた加藤さんは、「DNAとかじゃないね。環境が人を作るんだ」と感嘆していた。
加藤さんと同じく北海道出身のお笑いコンビ・EXITの兼近大樹さん(加藤さんは小樽、兼近さんは札幌)は現在、数年前にすでに公表していた「売春行為あっせん」などが、広域強盗事件の指示役“ルフィ”こと渡辺優樹容疑者と10年ほど前に知人関係にあったという事実により問題視され一大騒動となっている。
兼近さんは「過酷な環境で育つうちに、いつの間にか周りが犯罪者だらけという環境にたどり着いてしまった」と芸人となる前の自身の境遇を振り返っているが、一部からは「環境のせいにするな」「劣悪な環境でも立派に育って、犯罪者になんかならない人もたくさんいるだろ」などの指摘が出ている。
これを受け、俳優の高知東生さんは『兼近さんの件、意見は様々ある様だけど、俺は、環境から抜け出しあそこまでの地位を築いたのはすごいと思う。しかも彼はそのことを隠していたわけでもない。「環境のせいにするな」「どんな環境でも罪を犯さない人はいる」と言う気持ちはわかる。非難されても俺はあえて言いたい。環境のせいはある』『その環境にいなかった人はつい批判したくなるだろう。でも多分その想像をはるかに超える悪環境なんだよな。同じ様な環境にいて真面目に暮らせた人はもちろん立派。でも人にはポテンシャルの違いがあるんだよな。兼近さんとルフィを分けたものはどこにあったのか?批判よりその要因を掘り下げて欲しい』とコメントしていた。
加藤さんの発言は兼近さんを意識したものではおそらくないだろう。だが、奇しくも同郷の後輩を擁護する形となったことは確かではないだろうか。
(文/門田智之)