井上真央さん主演、佐藤健さんと松山ケンイチさんが主要キャストとして出演する連続ドラマ『100万回言えばよかった』(TBS系、金曜22時~)第4話が3日放送された。
世帯平均視聴率は第1話から順に、7.4%、7.6%、7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と安定した数字を記録しており、6日に発表される第4話の視聴率も注目したいところ。
昨今はしばらくの間「ドラマのTBS」と呼ばれるほどに、TBS系のドラマは数々の名作ドラマを生み出してきた。
特に日曜21時枠の“日曜劇場”、火曜22時の恋愛ドラマ枠がこれを牽引する立場だったのだが、今クールでは大きな地殻変動が起こっている。
まず、妻夫木聡さん主演で藤原竜也さんがバディ的な立ち位置を演じる日曜劇場『Get Ready!』は、第4話こそ9.6%と2桁を割り込んだもののの、第1~3話まで10.2%、10.9%、10.3%と安定して高視聴率を記録。
視聴率だけを見れば順調そのものに見えるのだが、実は「ドラマ満足度」が絶望的。オリコン調べによる「ドラマ満足度ランキング」では、1度もトップ10入りすらできず。ランク外のため正確な数字は不明ながら、100Pt満点中の50Ptすら取れていない状況が続いているようだ。
次に、火曜22時の恋愛ドラマ枠。広瀬すずさん主演でジャニーズアイドルグループ「キンプリ」こと「King&Prince」の永瀬廉さんが相手役の『夕暮れに、手をつなぐ』。
こちらは、視聴率が第1話で8.0%とスタートこそまずまずだったものの、第2話で6.6%と急降下。第3話でも転落の勢いは衰えず5.9%と悲惨な状況。おまけに「ドラマ満足度ランキング」でも第1話からトップ10圏外。
『100万回言えばよかった』は同ランキングで5位をキープしており、特別に優れているというほどではないかもしれないが、『Get Ready!』と『夕暮れに、手をつなぐ』が目も当てられない状況のため、相対的に両ドラマを圧倒している状況となっている。
(文/江口のりお)