安藤サクラさん主演、バカリズムさんが脚本の連続ドラマ『ブラッシュアップライフ』（日本テレビ系、日曜22時30分～）は、22日までに第1～3話が放送され、世帯平均視聴率は5.7％、6.3％、5.2％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と順に記録してきた。
決して優れた数字とは言えない視聴率なのだが、実は『ブラッシュアップライフ』は草彅剛さん主演の連続ドラマ『罠の戦争』（カンテレ・フジテレビ系、月曜22時～）と並んで「今クールで最も見るべきドラマ」なのだ。
オリコンが27日に発表した「ドラマ満足度ランキング（1/10～1/16の放送回が対象、100Pt満点）」で『ブラッシュアップライフ』は92Ptという超好スコアをマーク。
『ブラッシュアップライフ』よりも上にランクインしたのは『罠の戦争』の97Ptだけという結果だった。
昨年で言えば、間宮祥太朗さん主演の4月期ドラマ『ナンバMG5』（フジテレビ系）、そして記憶に新しい川口春奈さん主演の10月期ドラマ『silent』（フジテレビ系）が同じパターン。
この2作品は80台後半や90Pt以上の満足度をマークし続けていながら、視聴率においては2桁に届かないという状況だった。
今や、視聴率の良し悪しで観るドラマを選ぶのはナンセンス。多くの視聴者の生の声が反映されているドラマ満足度を指標とするのが良いだろう。
その意味では、『ブラッシュアップライフ』は隠れた名作であり、今見るべきドラマなのである。
なお、『ブラッシュアップライフ』は、現在、無料配信動画サービス「TVer」にて、これまでに放送された第1～3話がすべて視聴可能。
また、第4話は29日の22時30分より放送予定となっている。
（文／川村隆二）