「週刊文春 電子版」(文藝春秋)が26日、映画監督の園子温さん、俳優の坂口拓さんらによる“性加害”を告発していた女優の千葉美裸さんが、昨年12月上旬に自殺とみられる形で急逝していたことを報じた。
千葉さんは生前の昨年11月9日、ツイッターで「私が自殺すれば、彼らの罪を証明できるだろうか。痛みが伝わるだろうか。バカらしいけれど、人生を破壊されて、さらに痛めつけられ、相手は権力で追い詰めてくる」と文末に園子温さん、坂口拓さんらの名前を添えて投稿していた。
この翌日にも「眠れるハズない。いつになったら安心出来る日がくるのか。2次加害も酷い」と坂口拓さんらサイドからの攻撃を明言。「世の中に絶望しながら、生きていくしかないのかとか、痛めつけられてなお、権力ってヤツに踏み潰される感覚を味わう日々。当たり前に、認めるはずがないと分かっていたのに」と苦悩を語っていた。
「文春の記事によると、千葉美裸さんは『自死』と見られているとのことですが、本当に『自死』であれば、生前に何度もSOSのツイートをしていたとおり、性加害者サイドからの2次加害によって精神的に苦しんでいたワケで、『殺された』と言っても過言ではないのではないかという指摘は多いですね。
また、『自死に見せかけた殺人なのではないか』と、本当に『殺された』可能性に言及する声もかなりありますよ」(メディアコメンテーター)
千葉さんの魂の叫びを、そして悲しい最期を迎えたことを、敢えて報じない大手メディアも加害者同然ではないだろうか。
(文/窪田翔吾)