草彅剛さんがその実力を如何なく発揮している。
草彅さんは、ジャニーズ事務所退所後では初、実に6年ぶりとなる連続ドラマ主演を『罠の戦争』（カンテレ・フジテレビ系、月曜22時～）で果たしている。
16日放送の第1話で世帯平均視聴率9.3％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と好スタートを切ると、23日放送の第2話でも9.4％と数字を伸ばした。
昨今の民放ドラマのトップランナーは、TBS系の日曜劇場（日曜21時～）、フジテレビ系の月9（月曜21時～）、TBS系の火10（火曜22時～）といったところだが。
北川景子さん主演の月9『女神[テミス]の教室～リーガル青春白書～』は、第1話こそ10.5％をマークしたものの、第2話で7.9％、第3話で7.0％と悲惨な状況となっている。
広瀬すずさん主演、永瀬廉さんが相手役の火10『夕暮れに、手をつなぐ』は、第1話で8.0％とギリギリメンツを保ってみせたものの、第2話で6.6％とあっという間に瀕死の重傷状態。
妻夫木聡さん主演の日曜劇場『Get Ready！』は第1話から第3話まで10.2％、10.9％、10.3％と堅実に2桁視聴率を続けているものの、ネットでの評判は辛口なものが多く、今後数字が伸びる見込みは薄い。
そうなると、視聴率も高値安定かつネットでの評判が抜群な『罠の戦争』が『Get Ready！』を逆転するのも時間の問題だろう。
（文／桜田秀道）