1日配信の「スポニチアネックス」(スポーツニッポン新聞社)にて、広島カープや阪神タイガースで活躍した元プロ野球選手で、現在はスポニチの評論家を務めている新井貴浩さんが、日本シリーズのアノ場面について言及している。
11月21日に開催された日本シリーズ第1戦で、「丸蹴りータ」のトレンドワードを生み出してしまった、4回裏無死一、二塁からの巨人・丸佳浩選手がソフトバンクの一塁手・中村晃選手と接触したプレーについてだ。
新井さんは「故意であるわけがない」「必死な状況で意図して蹴れるわけがない」と指摘し、周囲が騒ぐ事態になったことについても「周りの“雑音”」と語っているのだが……。
ほとぼりが冷めていた中で
「あっという間に終わってしまった日本シリーズで、すでに『マルゲリータ』の一件についてもほとぼりが冷めていた中でのこの発言ですからね。
『中村自身がもう終わった話としてる以上、外野がとやかく言うことではない』と、新井さんが今さら発言したことに疑問を投げかける声があります。
また、『(その場面をマウンド上から見ていたソフトバンクの)千賀も怒ってアピールしてたのに、丸は何もしなかった。故意じゃないにしても、すぐにお詫びすら出来ないのは人間性の問題』『丸がその場で謝ってさえいれば、生まれなかった雑音ですよね』と厳しいコメントが集まってしまっている状況です。
騒動の当初から、故意だったら論外であり、偶発的なものだったのならなぜ一言あるいはジェスチャーだけでも詫びないのかというところが論点となっていただけに、今さら蒸し返して批判コメントを集めていては……という感じですね」(スポーツ記者)
かつて共に戦った丸選手をフォローしたかったのだろうが、むしろ消えかかった火に油を注いでしまったというところか。
(文/有村和巳)