およそ1年前にネットを中心に大きな話題となった、大人気音楽ユニット「YOASOBI」の代表曲である『夜に駆ける』のキービジュアルなどを手がけたイラストレーターの古塔つみさんによる「トレパク」騒動。
数々の作品が、他人の写真やイラストをなぞって、組み合わせて、加工して作られたものではないかと指摘された。当時、元素材を探し当てる作業に勤しんだ「特定班」の存在も注目を集めた。
そんな古塔さんもビックリの「ガセ加工写真」を、アノ「週刊文春」（文藝春秋）が使ってしまったとして一部で話題となっている。
問題となっているのは、「週刊文春 電子版」が18日に掲載した《紅白出場「LE SSERAFIM」キム・チェウォンとイケメン元ラッパー 7枚の“熱愛写真”》というタイトルの記事。
昨年末の『紅白歌合戦』（NHK）にも出場した5人組グループ、日本からは宮脇咲良さんと中村一葉さんが参加している「LE SSERAFIM（ル セラフィム）」のリーダー、キム・チェウォンさん。
以前は宮脇さん、矢吹奈子さん、本田仁美さんらと12人組の日韓混合グループ「IZ*ONE（アイズワン）」のメンバーとしても活動していたチェウォンさんと、かつて「Young Blood X」の名でラッパー活動をしていたオ・ハラムさんが熱愛関係にあると、7枚の写真を添えて書かれている。
この7枚のうち3枚はチェウォンさんとハラムさんの2ショットなのだが、そのうち2枚については明らかな加工、元素材はチェウォンさんと宮脇さんの2ショット、あるいはLE SSERAFIMの5人が移動の飛行機内で撮った写真と特定されてしまったのである。
果たして、ガセネタをつかまされ、それを広く世間に拡散してしまった文春は何とコメントするのか、今後の動向に注目が集まる。
（文／江口のりお）