広瀬すずさんが主演、永瀬廉さんが相手役を務める火曜ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)が17日より放送開始。
第1話の世帯平均視聴率は8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが18日、分かった。
これを一部スポーツ紙は、「好発進」「SNSで話題沸騰」などと報じているのだが……。
「まず、広瀬すずさんは若手女優の中では圧倒的な人気を誇っていますし、どういうわけか『実力派』という書き方もしばしばされる方ですよね。
相手役の永瀬廉さんは、ジャニーズを代表するアイドルグループ『King&Prince』のメンバーで、世界に誇れるほどの美しい顔とも評されている方。
このお2人に、恋愛ドラマの女王の名を欲しいままにして“いた”北川悦吏子先生が脚本として参加。最強トリオによる『夕暮れに、手をつなぐ』ですから、2桁の視聴率でようやく及第点といったところでしょう。
同枠のTBSドラマは、前クールの『君の花になる』こそ、本田翼さんという屈指の演技力を誇る女優さんが主演だったことで、第1話から6.5%とずば抜けた数字を叩きましたが、それ以前は永野芽郁さん主演『ユニコーンに乗って』は8.7%、上野樹里さん主演『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~』は8.9%、清原果耶さん主演『ファイトソング』は9.2%と、いずれも第1話で『夕暮れに~』を上回っています。
また、広瀬さんは『夕暮れに~』以前に民放連ドラで3本主演を経験していますが、『学校のカイダン』(日本テレビ系)では9.0%、『anone』(日本テレビ系)では9.2%、『ネメシス』(日本テレビ系)では11.4%という第1話視聴率を記録していました。
つまり、控えめに言っても『夕暮れに~』第1話は広瀬さんにとってワースト中のワーストなワケです。
スポーツ紙記事の書き方とは裏腹に『打ち切り』も現実的に議論されるのではないかと」(ドラマ批評家)
広瀬さんと永瀬さんと北川悦吏子さんのトリオは、ここから挽回することができるだろうか。
(文/福田優太郎)