NHK党の参議院議員・ガーシー(東谷義和)さんが動画投稿サイトを通じて著名人らを脅迫した疑いなどがあるとして、警視庁がガーシーさんの関係先を捜索したことがわかったとマスコミ各社が12日、一斉に報じた。
これを受け、同党の党首・立花孝志さんは12日午前中のうちにツイッターで「このニュースに関して、記者会見を行います!本日18時より参議院会館B109です」と緊急記者会見を開くことを発表。
その後も立花さんは3回、計4回に渡りツイッターで記者会見を告知。
その結果、定刻より25分ほど遅れて始まった立花さんの記者会見については、やはりマスコミ各社がこぞって報道したのだが……。
「会見の終わりに、立花孝志さんから『質問があればどうぞ』と取材に訪れたメディアに対して呼びかけがありましたが、質問をしようとするメディアは皆無でした。
これだけ世間をにぎわせているニュースですから、どんな内容であれ質問がいくつも飛びそうなものですけど、1つもありませんでした。
家宅捜索という状況になっても、ガーシーさんや立花さんが全く慌てる様子もなかったため、メディア側がびっくりしてしまったのかもしれませんね」(メディアコメンテーター)
さんざん報じておきながら、質問ができなかったマスコミの存在意義とは。
(文/永野正道)