ソフトバンクへFA移籍した近藤健介選手の人的補償選手として、2016年ドラフト1位の田中正義投手が日本ハム入りすることが決まりそうだ。
日本ハムの新庄剛志監督が9日、ほぼ名指しで田中投手の獲得が近いことを明言した。
「8日に稲葉篤紀GMが『投手が基本線』と語り、9日になって新庄剛志監督が野手の可能性も残っているような発言もしていましたが、『球のスピードは彼なんだけど。体の状態があれだからこの選手かなっていうのも。迷いましたよ。ビデオはもうすり切れた。大学時代から見たから…。その大学時代に復活できるのかどうかっていう見極めもね。そこはもうコーチの指導で』『(名前の)最初の文字が“た”』と完全に田中正義投手を名指しする口ぶりで、発表が近いことを示唆しました。
ネット上ではソフトバンク、日本ハム、両チームのファンを中心に田中正義投手が移籍となることを現実的に捉えたうえでのコメントが多く見られるようになっています。
『ようやく大学時代のような投球をシーズン通してできそうな雰囲気が出てきたのに、日本ハムに行っちゃうのか…』『正義がソフトバンクの優勝を妨げる巨大な壁になりそうで怖い』『新庄監督、田中の登録名を正義かジャスティスに本気でしそうだな』『抑えに田中正義がおさまって、本当に日本一目指せるかも』といった具合ですよ」(メディアコメンテーター)
2016年のドラフト会議で、日本ハムは田中投手を1位指名しながら抽選で交渉権を逃した経緯がある。
6年強という年月を経て、いよいよ日本ハムが田中投手を迎え入れることができるのか、今後の発表に大きな注目が集まる。
(文/潮崎達至)