日本時間の15日4時にキックオフとなったW杯準決勝「フランス-モロッコ」の1戦は、激しい攻防の末にフランスが2-0で勝利。60年ぶり3か国目となるW杯連覇に王手をかけた。
フランスの攻撃力と堅守からのカウンターを誇るモロッコの対戦となった同カードは、開始5分にフランスが早くも先制。
これにより、モロッコがボールを保持しフランスゴール前に迫るシーンが幾度となく繰り広げられ、一方のフランスは守備から速攻のカウンターを繰り出すという当初の見立ての真逆の展開に。
前半をそのまま1-0で折り返すと後半もこの展開は続き、モロッコの一瞬の隙をついたフランスが追加点を挙げ、2-0で追いすがるモロッコを振り切った。
「いくつものジャイアントキリングが起こるなど非常に盛り上がったW杯カタール大会もいよいよ3位決定戦を残すだけとなりましたね。
まず3位決定戦では、大旋風を起こしアフリカ勢初のベスト4進出を達成したモロッコが、前回準優勝のクロアチアを相手にアフリカ勢初の3位獲得を成し遂げられるのか注目が集まります。
そして決勝戦は、7度のバロンドール獲得、クラブチームでの世界制覇など数々のタイトルを手にしていながら、過去4度の挑戦ではW杯優勝を手にできなかったアルゼンチンのメッシ選手の悲願成就となるのか、それともフランスが60年ぶり3か国目の連覇達成となるのか、どちらが勝ったとしても歴史的な瞬間となるだけに、大きな期待がかかるところですよ」(スポーツコメンテーター)
3位決定戦は17日24時(18日0時)、決勝戦は18日24時(19日0時)より行われる。
(文/樋口健太郎)