一昨年7月に急逝、三回忌からも5ヶ月近くが経過した俳優の三浦春馬さん。
三浦さんにとって最後の主演映画となった『天外者』（配給：ギグリーボックス、監督：田中光敏さん）は一昨年12月11日の封切りながら今なおロングランが続いており、今年12月11日には全国200館以上という規模で「公開2周年特別上映」が催されることになっている。
俳優としてはもちろんのこと、歌唱やダンスなどあらゆる表現の世界で高い評価を得ていた三浦さんの置き土産であれば当然のことかもしれないが、他の作品では到底起こりえない奇跡のような状況が『天外者』の周囲では現実のものとなっているのである。
だが、『天外者』の公開2周年特別上映は、開催日の5日前になっても大手メディアから一切報じられていない。
それどころか、三浦さんの所属するアミューズが現在は管理・運営をしているはずの公式ツイッターアカウント“三浦春馬＆STAFF INFO”からも、『天外者』公開2周年特別上映に関しては、告知すらないのが事実なのである。
これを異常と言わずして何と言えば良いだろうか……。
（文／窪田翔吾）