入団1年目の19年にいきなり33本塁打、95打点の大活躍を見せていたプロ野球・楽天ゴールデンイーグルスのジャバリ・ブラッシュ選手が、このたび現役引退を決意したとスポーツ紙が報じている。
昨年は8月に首痛で登録抹消となり、以来再度1軍で出場することなくシーズンを終えていた。
2年間のトータル成績は165試合出場、139安打、打率.255、35本塁打、113打点だった。
独特のフォームが印象的
「1年目から素晴らしい成績を残していましたし、アノ独特のフォームが印象的な選手でしたね。
昨年8月以降は1軍で出場することができませんでしたので、首の具合がかなり深刻なのではないかと見ていましたが、31歳という年齢で引退を決意するとは思っていませんでした。
ファンからは『ありがとうブラッシュ。2019年の大活躍は、素晴らしかった。チャンスでホームラン量産、四球も選んで高い出塁率。あの特徴的な打ち方もあり、これからもみんなの記憶に残り続ける』『楽天に来てくれてありがとう』など感謝と惜別の声が多く聞こえてきています。
その一方で『清田引退よりブラッシュ引退を先に聞くとは予想外』『で、清田育宏の引退は?』と、先日、不倫および虚偽報告が伝えられたロッテの清田選手の動向を引き合いに出す声も一定数あります」(スポーツ記者)
一昨年に楽天を支えたウィーラー選手は昨シーズン途中にトレードで巨人へ、そしてブラッシュ選手は引退。
昨年オリックスから移籍してきたロメロ選手もこのオフに退団し、あらためてオリックスへ舞い戻ることに。
今年は新外国人選手としてアメリカ出身のディクソン選手、キューバ出身のカスティーヨ選手の獲得が発表されている。
果たして、昨年のロメロ選手や一昨年のブラッシュ選手のようにチームの屋台骨を支える活躍は見られるだろうか。
(文/有村和巳)