人気ジャニーズアイドル“キンプリ”こと「King&Prince」の平野紫耀さん主演、女優の黒島結菜さんがヒロイン役を務める金曜ドラマ『クロサギ』(TBS系)第2話が28日放送された。
31日、同話の世帯平均視聴率が7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。
第1話では9.2%を記録し上々のスタートを切っていたが、一気に1.9ポイントも下がる急落ぶりで『クロサギ』は早くも正念場を迎えている。
「28日は裏番組の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)が、上白石萌音さんと神木隆之介さんの声の出演で知られる大ヒットアニメ映画『君の名は。』を放映したことで、『クロサギ』は大きな影響を受けたのではないかという声が一部であります。
ですが、『クロサギ』の第1話が放送された21日も『金曜ロードショー』はもちろん放送されていましたし、このときは佐藤健さん主演『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が地上波初放送ということで注目されていました。
つまり、『金曜ロードショー』による影響は第1話も第2話も大差がないと言えますので、純粋に『クロサギ』第1話を見た方の一定数が『2話はリアルタイム視聴する必要はない』と判断した結果だと思います。
第1話が数字が出やすいこともあり、第2話で多くのドラマが数字を落とす傾向にありますが、さすがに1.9ポイントと2ポイント近い急落は考えものでしょう。
ともすると、これが想起打ち切りへの序章となるかもしれませんよ。
また、一時は『ジャニーズアイドルを主演で起用すれば2桁視聴率は固い』なんて見立てが業界内にはありましたが、今クールは先行して放送スタートとなっていたKis-My-Ft2の玉森裕太さん主演『祈りのカルテ』(日本テレビ系、土曜22時~)が第1~4話までいずれも6%台とくすぶっていますし、Hey! Say! JUMPの山田涼介さん主演『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系、水曜22時~)は第1話から4.5%、第2~4話はいずれも3%台と悲惨な状況となっています。
後発かつ今最も人気のあるジャニーズアイドル平野紫耀さん主演ということで、最後の砦と見られていた『クロサギ』がこうもあっさり低迷に向かっているということで、ジャニーズ帝国の衰退を感じている関係者も増えてきていますね」(メディアコメンテーター)
少なくともドラマ業界においては、ジャニーズ神話は過去のものとなりつつあるようだ。
(文/大野ルナ)