福山雅治さん主演の人気シリーズ『ガリレオ』の最新映画『沈黙のパレード』（配給：東宝、監督：西谷弘さん）が16日に全国公開となったことを記念して、17日にスペシャルドラマ『ガリレオ 禁断の魔術』（フジテレビ系）が放送された。
同ドラマの世帯平均視聴率は10.3％、個人平均視聴率は6.4％（いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区）だったことが20日分かった。
「さほど大々的にスペシャルドラマの告知をしていなくても、しっかりと世帯平均で2桁。個人平均では6.4％と抜群の数字を叩き出すあたりが、さすがは『ガリレオ』シリーズという印象ですね。
ドラマ視聴者からも『やっぱりこのシリーズ最高』『今回の映画版は観るかどうか決めてなかったけど、近いうちに観に行こうと決めました』『刑事役の新木優子ちゃんが、今までになかった雰囲気で格好良くて、ますます好きになっちゃいました』『ガリレオはハズレがないなぁ』と高評価する声がたくさん聞こえてきています。
ただ、その一方ですでに『沈黙のパレード』をご覧になった方からは、『確かに映画の方が、柴咲コウ、北村一輝、椎名桔平、檀れい、岡山天音、酒匂芳、吉田羊、戸田菜穂といった豪華キャストが大勢揃ってたし、ずんの飯尾和樹は想像の斜め上を行くほどの好演を見せてたけど、ストーリーの味わい深さとか、共感具合とかはSPドラマの方が全然上だったな』『禁断の魔術の方を映画でやれば良かったのに』といった声が出ているんですよ」（メディアコメンテーター）
映画『沈黙のパレード』の引き立て役だったはずのドラマ『ガリレオ 禁断の魔術』が、主役を完全に食ってしまったのかもしれない。
（文／木村未来）