16日より全国公開となった岡田准一さん主演映画『ヘルドッグス』(配給:東映/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、監督:原田眞人さん)。
岡田さんが演じるのは、愛する人が殺される事件を止められなかったことから闇に落ち、復讐のみに生きてきた元警官・兼高昭吾。
兼高はその獰猛さから警察組織に目をつけられ、関東最大のヤクザ「東鞘会(とうしょうかい)」への潜入という危険なミッション遂行を余儀なくされる。
兼高が東鞘会潜入後にバディを組むことになるのがサイコパスなヤクザ・室岡秀喜。この室岡を坂口健太郎さんが演じている。
作品に対する個別のレビュー詳細は映画専門サイトなどでご確認いただきたいが、『ヘルドッグス』は同タイミングで公開を迎えた松山ケンイチさん主演『川っぺりムコリッタ』(配給:KADOKAWA、監督:荻上直子さん)と並び、福山雅治さん主演『沈黙のパレード』(配給:東宝、監督:西谷弘さん)を上回る点数を複数のレビューサイトなどでマークするなど、好評を博している。
おおむね良好なスタートを切ったと言えそうだが、唯一の計算違いはアノ暴露か……。
「真偽のほどは不明ですが、暴露系YouTuberガーシーこと参議院議員の東谷義和さんが11日にツイキャス生配信にて『坂口健太郎がMattと肉体関係を持った、というエピソードを複数のゲイの知人が語っているから、これは事実なのではないか』との見解を示したんです。
同性が好きでも、異性が好きでも、バイセクシャルでも、自己の性に関することを第三者が勝手に暴露することは非常に危険な行為であり、東谷さんの発言は倫理観を疑われるものでしょう。
これにより坂口さんの性自認や性的嗜好に注目が集まってしまったことは確かで、『ヘルドッグスで坂口健太郎がゲイをいじるようなセリフを言ったり、男性相手にキスしたりしてるのが、何か意味深というか。ガーシーの暴露がなかったら思わずに済んだことを思ってしまったよね』といった反応も出て来ているんですよ」(メディアコメンテーター)
悪事を白日の下に晒すという類のものであれば一定の賛同を得られるだろうが、他人の性に関する暴露の場合は誰が得をするのだろうか。
(文/新名篤紀)