福山雅治、柴咲コウ、北村一輝『沈黙のパレード』過去2作には遠く及ばず「駄作」の声も | The Audience
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福山雅治、柴咲コウ、北村一輝『沈黙のパレード』過去2作には遠く及ばず「駄作」の声も

福山雅治、柴咲コウ、北村一輝『沈黙のパレード』過去2作には遠く及ばず「駄作」の声も
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 16日に全国公開となった福山雅治さん主演『ガリレオ』シリーズ最新映画『沈黙のパレード』(配給:東宝、監督:西谷弘さん)。

 柴咲コウさんと北村一輝さんというおなじみのキャストも勢ぞろいした同作について、映画専門サイトのレビュー欄などには、早くも賛否両論の熱い声が多数集まっている。
 
 (※以下は一部、ネタバレにつながる記述もありますのでご注意ください。)
 
 大手映画専門サイト「映画.com」のレビュー平均スコアは現状、同じタイミングで公開を迎えた松山ケンイチさん主演『川っぺりムコリッタ』(配給:KADOKAWA、監督:荻上直子さん)が3.9、岡田准一さん主演『ヘルドッグス』(配給:東映/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、監督:原田眞人さん)が3.8に対し、『沈黙のパレード』は3.5とやや沈黙している印象。
 
 個別のレビューを見ていくと「待ってました」「やっぱりガリレオシリーズ。はずれがない」「序盤からワクワクをピークに持って行く描き方がさすが」と好評コメントがいくつもあるのだが……。
 
 「容疑者Xの献身は超傑作。真夏の方程式は傑作。沈黙のパレードは、ん?って感じで、悪い意味でというか素直な感想として期待を裏切られた。正直、これは駄作」「被害者(なみきやの長女)の健気さに比例する悲劇性が、途中で著しく損なわれる。そこが致命的で涙が枯れたわ」「完全黙秘で無罪を勝ち取ったって設定が、まず現実離れしすぎ。檀れい演じる上品な奥様も、なみきやの長女もよく考えるとめちゃめちゃ自分勝手で、過去2作みたいな“やむをえず”って感じがしなくて普通にシラケた」「ドラマでも映画の過去2作でも、もっと福山雅治が演じる湯川はスタイリッシュだったのに、なんか今回はモノマネの人のマネを福山がしているように見えるくらいコテコテで、独特の笑い方もおなじみの決めゼリフもすべってるギャグに思えた」など、批判的な声も数多く見られる状況となっている。
 
 シリーズものの3作目以降は大抵すべる、駄作が多いという「映画あるある」に『ガリレオ』もまたのみ込まれてしまったのかもしれない。
 
(文/桜田秀道)