橋本愛さん主演ドラマ『家庭教師のトラコ』（日本テレビ系）、劇団EXILEの町田啓太さん主演で白石麻衣さんがヒロイン役を務めるドラマ『テッパチ！』（フジテレビ系）、この2つは「打ち切り」が妥当か――。
まず橋本さんの『家庭教師のトラコ』の場合は、世帯平均視聴率が第1話7.5％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）、第2話7.0％とそれなりの数字を叩いていたのだが、第3話で5.4％と激しく落ち込むと、第4話5.6％、第5話5.0％と非常に厳しい数字が続いている。
前クールに同枠で放送された今田美桜さん主演ドラマ『悪女（わる）～働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?～』が、第1話で8.5％を記録し、最後まで7％を切ることなく完走したことと比較すれば、『家庭教師のトラコ』が惨憺たる状況だということは良くお分かりいただけることだろう。
次に、町田さんと白石さんのコンビによる『テッパチ！』（フジテレビ系）。こちらは、第1話こそ7.6％と及第点を記録していたが、第2話で5.6％とすると、第3話以降は4.7％、4.0％、4.7％、4.2％、4.2％と悲惨な結果となってしまっている。
前クールの土屋太鳳さんと松下洸平さんコンビによる『やんごとなき一族』が全話平均でも6.0％、1度も4％台に突入することなく終えたことを考えても、かなりヤバい数字だと言えるだろう。
「オリコンが発表している『ドラマ満足度』の点から見ても、『家庭教師のトラコ』と『テッパチ！』は非常に厳しい状況ですから、残り話数が少なくなってきているとは言え、1～2話分をカットしての打ち切りは十分あり得そうです。
19日に最新の『ドラマ満足度』（8月2～8日の期間で放送された各ドラマを100Pt満点で、700人近いモニターが採点）が発表されましたが、両ドラマはTOP10の中に名前がありませんでした。
21時あるいは22時スタートのドラマはほとんどがTOP10以内に入っていますから、いかに『家庭教師のトラコ』と『テッパチ！』が視聴者の支持を得られていないかということが言えると思います」（メディアコメンテーター）
視聴率も低ければ、少ない視聴者にも満足してもらえていない。となれば、打ち切りが現実的に議論されるのは致し方ないところだろう。
（文／木村未来）