先日、三回忌を機に所属するアミューズから築地本願寺への納骨が報告された俳優の三浦春馬さん。
三浦さんのボイストレーニング講師を7年間務めた斉藤かおるさんが、「春馬くんとの“未来の雑談”～三浦春馬の勉強ノート～」（講談社）という書籍を9月16日に出版することが1日発表された。
「斉藤さんは『歌唱の師として私だけが知っている、ひとりの青年の夢と努力を書き記すこと。共感して貰いたいこと。彼の繊細さ、素直さ、頑固さ、真面目さ、ユニークさ、私が感じたことを、７年間の学びの道程の中から知って頂けたらと願っています。そして……春馬くんを知るすべての仲間たちが、これからも、折に触れ春馬くんの話をして下さることを希望しています』と前書きで語っています。
先生と生徒という関係だからこそ見えた三浦さんの素顔を、ファンや関係者など多くの人に伝えて語り継ぎたいという考えは比較的受け入れられやすいものかと思います。
ですが、一方で反対する人が一定数いることに配慮をしたのかという点には疑問が残るところでしょう。
三浦さんという極めて著名な方が対象となっているために隠れてしまっているのかもしれませんが、『先生が生徒の恋愛事情を本にして売るという行為』これを客観的に考えたらゾッとしませんか」（メディアコメンテーター）
プレスリリースでは同著の目次も公開されており、『キンキーブーツ』『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド』といったミュージカル、舞台『地獄のオルフェウス』、映画『天外者』、1stシングル『Fight for your heart』2ndシングル『Night Diver』など、三浦さんがそれぞれの作品とどう向き合っていたのかを知る機会を得られそうだ。
だが、「恋人との朝」「失恋、犬とアレルギーとお母さんの愛と」「新しい出会いと別れ」「ダンサーとの恋」といった項目も見られ、先生という立場で口外することに対して早くも大きな物議を醸している。
（文／等々力おさむ）
～ライター略歴～
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中