18日に三回忌を迎えた俳優の三浦春馬さん。
2年前、多方面に極めて高い才能を発揮し続け、さらなる飛躍を期待されていた若きスターのあまりに突然の訃報は多くの人に大きな衝撃と悲しみをもたらした。
まる2年が経過した今も、その衝撃と悲しみに整理を付けられず苦しんでいる人が多くいる状況である。
そんな中、三浦さんの所属するアミューズは突然、三浦さんの遺骨が築地本願寺に納骨されたことを報告。「皆様が心穏やかに三浦春馬を想っていただけるよう、心より願っております」などのメッセージを発表した。
だが、これにより心の静穏を得られそうだと感じているファンの声は少ないようだ。
「アミューズと三浦春馬さんのお母様が相談して築地本願寺に納骨することを決めたとの発表がありました。
アクセスの良さなど総合的判断によるものとのことですが、築地本願寺に三浦さんのルーツは特になく、『なぜ築地本願寺になったの?』『地元である茨城に手を合わせたり献花したりできる場所を作るべきだったのでは』といった声が噴出していますね。
また、これまでもそうでしたが、やたらと三浦さんの名前を伏せるという状況があらためて浮き彫りともなっています。
斎藤工さんが23日深夜、自身がパーソナリティを務めるラジオ『TAKUMIZM』(ベイエフエム)で、明らかに三浦さんへの哀悼を示したのだと分かるコメントや選曲をし、多くの三浦さんのファンの気持ちを慰めるという感動的な場面がありました。ですが、具体的に三浦さんの名前を口にすることはありませんでした。
三浦さんが大切にしてきたミュージカル『キンキーブーツ』の共演者たちは、18日以降に続々と築地本願寺に法要に訪れSNSでそのことを報告しています。遠山裕介さん、森雄基さん、ひのあらたさんなどがそうなんですが、誰1人三浦さんの名前を記してはいないんです」(メディアコメンテーター)
不自然かつ不可解な状況は不信感を呼び、疑問は一向に解決へと向かわない。
三浦さんが真の意味で安らかに眠れる日まではまだまだ時間がかかりそうだ。
(文/窪田翔吾)