8日に奈良県奈良市内で遊説中だった安倍晋三元首相を銃殺した、元海上自衛隊員で母親が傾倒し家族が崩壊した要因であるとして「統一教会(現・世界平和統一家庭連合)」への激しい憎悪を表明している山上徹也容疑者。
山上容疑者のものとみられるツイッターアカウントが事件以降に見つかり、数万人規模のフォロワーを集める状況となっていたのだが、同アカウントが19日“凍結”されたことが分かった。
「山上容疑者のものと思われるツイッターアカウントでは繰り返し『統一教会』への恨みや怒りが語られていたほか、当初は自民党及び安倍政権への支持が感じられる投稿がいくつも見られました。
また、表現は非常に聡明、明晰さを感じさせるものが多く、彼がこのような末路を辿らずに済む方法はなかったのかという無念を感じます
一連のツイートを見ていくと、山上容疑者の中で安倍元総理へのイメージが『統一教会の広告塔』へと転換しはじめたのは、三浦瑠璃さんが『歴代最長ゆえに築いた安倍政権のレガシーと次代に残す「副作用」』というタイトルの文章リンクをツイート。そのリンク先にて、安倍元総理が統一教会のイベントに関連があると感じさせる写真を見つけたことにあるようです」(メディアコメンテーター)
広く名の知られた人物のツイッターアカウント凍結という観点では、つい先日に暴露系YouTuberガーシーこと東谷義和さんのアカウントが凍結されるという事態があった。
東谷さんの場合は、激しく対立する楽天グループの会長兼社長である三木谷浩史さんの圧力であることを東谷さんは主張しており、今回の山上容疑者のものとみられるアカウント凍結にも巨大権力による圧力が働いたのではないかという見方が出ている。
一方で、急激にフォロワーが増加したことにより「スパム判定での凍結なのでは」という声も多い。
果たして、今回のアカウント凍結劇の背後にあるものとは一体……。
(文/福島秀明)