秋山翔吾が本拠地マツダスタジアムデビューで早速「引退」の声が出たワケ | The Audience
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秋山翔吾が本拠地マツダスタジアムデビューで早速「引退」の声が出たワケ

秋山翔吾が本拠地マツダスタジアムデビューで早速「引退」の声が出たワケ
The Audience

 パドレス傘下のマイナー3Aエルパソを自由契約となり、広島カープで日本球界復帰を果たした秋山翔吾選手。

 8日にバンテリンドームで行われた中日ドラゴンズとの一戦で、カープの選手としての1軍デビューを遂げていた。
 
 そして12日、ついにMAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島で行われたDeNAベイスターズとの一戦で、カープの選手としての本拠地デビューを果たした。
 
 スタンドには新たに作られた「秋山翔吾 ありがとう」との文字が入ったオリジナルタオルや、「秋山さん ありがとう」とのメッセージボードが多数掲げられ、秋山選手の本拠地デビューを祝福する空気に溢れていたのだが、これまで11勝1敗と大得意にしていたベイスターズに4-7で敗れたこともあり、ある声がネットではいくつも見られる事態となった。
 
 「まるで秋山翔吾選手の引退試合みたい、という声がいくつも聞かれましたね。
 
 広島のファンがタオルやメッセージボードで掲げた『ありがとう』の言葉は『広島を選んでくれてありがとう』『カープに来てくれてありがとう』という意味なんでしょうけど、確かに引退試合のときには同じような光景が広がります。
 
 おまけに、マツダスタジアムのデビュー戦で秋山選手は4打席連続三振。日本球界復帰後の最初の試合となったバンテリンドームでの1戦でこそ2安打しましたが、これで3試合連続無安打。トータルの成績は15打数2安打の打率.133と期待に反してかなり苦しんでいますから、そういう意味でも引退試合を想起させられたという側面もあるでしょう」(スポーツコメンテーター)
 
 秋山選手は2000本安打達成を大目標に掲げており、達成までにはまだ500本以上の安打が必要な状況。
 
 まだ4試合だけとは言え、早くも暗雲が立ち込めてきた状況を秋山選手がいかにして乗り越えていくのか注目である。
 
(文/有村和巳)
 
 ~ライター略歴~
 静岡県出身
 大学までは野球部で白球を追いかけていた
 今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している