1日に公開を迎えたディズニー&ピクサーの最新映画『バズ・ライトイヤー』。
『トイ・ストーリー』でひときわキャラクターの濃さが際立っていたあのスペース・レンジャー「バズ・ライトイヤー」が主人公の物語。
人の一生や友情、絆、信念といったものをしみじみと味わえつつ、SFの持つ壮大さやダイナミックさも存分に堪能できる良作となっている。
この『バズ・ライトイヤー』日本語吹替版で主人公・バズの声を担当したのが鈴木亮平さん。バズの運命を変える仲間・イジーは今田美桜さんが声を務めている。
この2人が最も主要なキャラクターであったことは間違いないのだが、作品を彩るうえで非常に重要な役割を果たしているのがりょうさんとお笑いコンビ・かまいたちの山内健司さんだ。
りょうさんは、バズの盟友・アリーシャの声を担当しているのだが、見終わってからエンドクレジットを見てもなお、良い意味で「本当にりょうさんだったのか」と思ってしまうほどに作品世界に溶け込み、それでいて強烈かつ柔らかな雰囲気を出していた。
そして、バズの相棒となる猫型ロボットのソックス(※ドラえもんのような2足歩行ではなく4足歩行)の声優を務めたのが山内さん。
「山内さんに演技の類が務まるのか」と公開前から不満を口にしていた方々、侮るなかれ。見れば分かるが、山内さん以外にこの役は考えられなかったと思えるほどに、笑いも感動もストーリーのスパイスまでも見事に担っているのだ。
子どもはもちろん、かつて子どもだった大人が楽しめる作品となっており、『トイ・ストーリー』を見ていなくても十分に満足いただけることだろう。
(文/スコッティ角筈)
~ライター略歴~
長崎県出身
本人曰く「ヲタク」として生きていくためにライター稼業を始めたとのこと
アイドルやドラマ関連の記事を多く執筆する