注目されていた巨人そして日本プロ野球のエース、菅野智之投手のポスティングシステムによるメジャー移籍。
米球団との交渉期限である米東部時間7日17時（日本時間8日午前7時）を迎え、契約はまとまらずに巨人に残留することが決定した。
巨人側は菅野投手に対し、4年総額30億円超でオプトアウト（契約見直し）条項も含めた契約を準備しており、これに菅野投手がサインした場合、今期終了後にあらためてメジャー移籍を目指すことができる体制となっている。
メジャー移籍の夢は来年にも叶う可能性
「アメリカのメディアでも注目の移籍話として、連日報道されるなどしていましたが、コロナ禍の難しい球団運営の最中ということが大きく影響し、菅野投手の希望する条件で契約はまとまらなかったようですね。
巨人と4年契約を結んだとしても、オプトアウトで今期終了後に来年以降の契約を行わずにメジャーなど他球団への移籍を目指すことができますので、菅野投手のメジャー移籍の夢は来年にも叶う可能性があります。
昨シーズン同様に沢村賞を争うレベルの快投を見せ、今シーズンオフに菅野投手の希望が叶うことを期待したいです」（メディア記者）
現時点で夢が叶わなかったことは残念だが、今年も抜群の投球でプロ野球を盛り上げてくれることだろう。
もう1年、日本で菅野投手の投球を観られることは喜ばしいことでもある。
（文／有村和巳）