日本球界復帰の地に秋山翔吾が選んだのは広島だった。
米大リーグ、パドレス傘下のマイナー3Aエルパソを自由契約となっていた秋山翔吾外野手が、2024年までの3年総額5億円規模の契約で広島カープ入りすることを決めたことが27日分かった。
秋山がメジャー挑戦までの9年間を過ごし、渡米後もオフには球団施設を使っての練習を行うなどしていたことや、渡辺久信GMが定期的に秋山の近況を確認するなどしていたことから「西武復帰でほぼ決定的」と見られていたが、広島の熱意や誠意が秋山の気持ちを大きく動かしたようだ。
「西武にしてみれば、『どんぐりーズ』と揶揄され成長に物足りなさを感じる若手外野手たちの素晴らしい手本となることが期待され、さらには引退後の指導者としてもその確かな打撃理論が大いに役立つはずだった秋山選手にフラれたショックはかなり大きいでしょうね。
特に、帰りを待ち望んでいたファンの失意たるや想像に余りあります。
そんな中、西武は別なネガティブなニュースも飛び込んで来ました。先日突如の『自主退団』が報じられた育成ドラフト4位の川村啓真元選手の退団の経緯が、『学生だった20歳の頃に実兄と共謀し持続化給付金の不正受給をしていたことが判明したから』だったと『FLASH』(光文社)が報じたんです」(メディアコメンテーター)
26日までの敵地・楽天生命パーク宮城での楽天イーグルスとの3連戦で見事に3連勝を収め、優勝へのきっかけをつかんだかに見えた西武だが、思わぬ事態に見舞われている。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している