間宮祥太朗さんが主演、森川葵さんがヒロイン役の連続ドラマ『ナンバMG5』（フジテレビ系）の最終話が22日放送され、世帯平均視聴率は6.2％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）だったことが23日分かった。
世帯平均視聴率だけを見れば、今期ドラマの中でもワースト1～2位を争うレベルなのだが、実はこの『ナンバMG5』非常に高い評価を得ている。
オリコンが「オリコン ドラマバリュー」をもとに集計して算出する「ドラマ満足度ランキング」においては、期中に二宮和也さん主演で多部未華子さんが妻役を演じた『マイファミリー』（TBS系）と同率1位に輝いたことも。現在発表されている中では最新のものとなる、5月24日～5月30日放送を対象にしたランキングでも『マイファミリー』に次ぐ2位につけているのだ。
「まだオリコンのドラマ満足度ランキングは、最新のものでも5月24日～5月30日放送分が対象です。
『マイファミリー』は最終話直前まで高い視聴率とSNSでの話題性を維持し続けましたが、最終話を見たあとの視聴者の反応の中には『最後の最後で急にチープな感じになって、今まで見てきた時間を返してほしい』『また芸人が犯人ってパターンか、つまんな』『小春ちゃんのキャラ設定が都合良すぎてドン引きした』『濱田岳が救いなさすぎ。脚本上仕方ないって言うより、最終話まで謎解きを無理やり引っ張るためのダシにされた感が強くて残念』と批判的な声も結構見られました。
一方で『ナンバMG5』は、最終話後の感想が『このドラマはメッセージ性が非常に強く、それは誰しもに大切なものばかりで、スピード感ある作品の中に丁寧に繊細に描かれて織り込まれており、二重生活に苦悩する剛と彼を取巻く仲間の熱い友情に胸打たれることばかりだった』『キャストがまさしく適材適所。おまけに脚本は王道の勧善懲悪ものにコメディ要素もバランスよく盛り込んであった。何と言っても、優等生的なキャラのときとヤンキーキャラのときとで間宮さんの表情がすごく違っていて、でも二重人格に見えてしまうようなやりすぎでもなくて、本当にいい役者さんだと思いました』『特別編や映画化、続編制作を期待しまくってます！！！』と良いコメントに溢れているんです」（ドラマ批評家）
残念ながら、放送スケジュールの兼ね合いで『ナンバMG5』と『マイファミリー』の最終話同士がドラマ満足度ランキングで争うことはないが、視聴者の声を聞く限り『ナンバMG5』が圧倒しているのではないだろうか。
（文／恵和恵）