フジテレビのトンデモ体質が次々と――。
「週刊文春」(文藝春秋)が最新号で、フジテレビの情報バラエティ番組『ポップUP!』のチーフプロデューサーによるパワハラを報じた。被害に遭ったアシスタントプロデューサーは2度に渡り自殺未遂をするほどに追い込まれていたという。
9日、フジテレビ編成制作局に所属する小林正彦容疑者が乾燥大麻所持により逮捕されたとの報道も。
5月末には、今月19日に予定されている那須川天心選手と武尊選手による世紀の一戦『THE MATCH 2022』の中継から撤退することをフジテレビは表明。主な要因は同イベントの実行委員長を務める榊原信行さんに関し、一部週刊誌が反社会的勢力とのつながりの可能性を報道したことにあると見られている。
だが、フジテレビは「違法賭博、反社交流、投資詐欺への加担、女性トラブル、ステマ、脱税」と数々の疑惑を暴露された城田優さんを同局の『FNS歌謡祭』へ出演させ、城田さんが主演・演出したミュージカル『カーテンズ』の主催に名を連ね、10月上演予定の城田さん主演ミュージカル『キンキーブーツ』東京公演にも主催として名前がある。
また、「未成年飲酒・淫行、暴力、女性トラブル、違法薬物」とこちらもスキャンダルのオンパレードとなっている綾野剛さんについて、『めざましテレビ』などで綾野さんが“ハイセンスジャパン”の新製品発表会に出席した様子を放送。
新田真剣佑さんが複数の女性に対し強制性交に及ぶ様子を「笑いながら見ていた」と暴露された草野大成さんについても、間宮祥太朗さん主演ドラマ『ナンバMG5』に起用。暴露直後からしばらくは出番が激減したものの、直近の2話に関してはかなりの頻度で草野さんが出演する様子が確認できた。
以前からフジテレビのコンプライアンスについては疑問を唱える声が多かったが、ますます開き直り、無法地帯となっているのかもしれない。
(文/二宮誠司)