一昨年7月に急逝した俳優の三浦春馬さん。
これまでにも、自死だと強く印象付けるような初期報道、一向に明かされない当日や前日など急逝直前の時系列、死亡から火葬までの異常な速さ、遺作ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)での不可解演出など、いくつもの不可解な点が指摘され続けていたのだが。
NHKの三浦さんに対する扱いが「不可解」との声が上がっている。
対象となったのは2005年に放送された本仮屋ユイカさん主演の連続テレビ小説『ファイト』。三浦さんは本仮屋さん演じる主人公・木戸優とは中学時代からの同級生という役どころで出演している。
ところが、「NHK放送史(アーカイブ)」のページには三浦春馬さんの名前や顔写真は見当たらない。一方で、主人公の母親役を務めた酒井法子さんは名前も顔写真もしっかりと確認できる。
そのため、「覚せい剤で逮捕された人は掲載するのに、自死だと報道されている春馬さんの存在は消そうとするなんておかしい。そもそも自死かどうかも怪しいのに…」といった声が出ている状況なのだ。
また、今年前期の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』にナレーションおよび顔出し出演をしていた城田優さんについては、放送期間中に暴露系YouTuberの東谷義和さんから「詐欺、脱税、違法賭博、反社交流」と数々の黒い疑惑を暴露されるという事態があったものの、途中降板などの処分はなく、「NHK放送史」にもしっかりと「語り:城田優」とクレジットされている。
NHKの基準とは一体……。
(文/窪田翔吾)