お笑いタレントの有吉弘行さんが15日、自身がパーソナリティを務める『SUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)の生放送に出演。
冒頭で、11日に急逝した恩師であるお笑いトリオ・ダチョウ俱楽部の上島竜兵さんへの想いを語った。
「結構、元気出たつもりだったんだけど、元気出たり、落ち込んだり」と、現在の揺れ動く心境を包み隠さず明かし、「亡くなった日の夕方に、特別に顔を見せてもらえて」と言ったところで涙声になりながら「悲しいなぁ」とポツリ。
「年始の上島さんを迎えての放送が1年で1番つまらない回だったけど、今日が一番つまらなくなるだろうな…」と悪びれてみせながらも、押し寄せる様々な思いが溢れてしまうようで声を詰まらせていた。
また、「みんなに気を遣ってもらって、上島さんと2人きりにしてもらった」「ちょっと突っ込んでやろうかとかちゃかしてやろうかとか思ってたけどお礼しか、ありがとうございますとしか出なかった」と最後の挨拶の様子を回顧。
「通夜も葬式も、最後、火葬場まで家族扱いしてもらって参加させてもらって」とし、「(上島さんの奥様の)広川ひかるさんが喪主の挨拶を気丈にやってらしたときもひかるさんらしくて、『竜さんが寅さんが好きで』と言うつもりが、『寅さんが死んで』って切り出しちゃって、そしたらみんな爆笑しちゃって」と、悲しいながらも笑いのある葬儀だったことなどを、神妙な語り口で明かしていた。
さらに、「なかなか湿っぽくなるね。もっと色々話せるかと思ったけどまだちょっと早いね」と、気持ちの整理が付ききらないと語っていた。
放送内では、上島さんが好きだったという中島みゆきさんの「ホームにて」を流し、哀悼の雰囲気に溢れていた。
(文/猫山恭輔)