お笑い芸人の劇団ひとりさんが14日、自身がパーソナリティを務めるFMラジオ番組『劇団サンバカーニバル』に出演。
この日は、同じ太田プロに所属する芸人の先輩後輩という間柄や「竜兵会」での交流はもちろんのこと、ひとりさんがタレントの大沢あかねさんと結婚した際に婚姻届の証人となってもらうなど、公私に渡って親交の深かったダチョウ俱楽部の上島竜兵さんが11日に急逝して以来初めての放送となった。
また、ひとりさんは先月27日に新型コロナウイルス感染を発表して、同番組の直近2回の放送を休んでもいた。
ひとりさんは番組冒頭でBGMを絞るようスタッフに頼んだうえで「基本的にはコロナで休んで復活なので、にぎやかに、ただいまという感じで言いたいところもあるんだけども」と切り出し、「皆さんニュースで知っているとは思うんで、バカ騒ぎもちょっとな～。触れずにスルーするのもどうかと思うし、かと言って昨日今日のできごとことなので笑い話にできるかって言われたらそこにはまだ至っていない」と続け、「いつか笑い話にできるように腕を磨いていくっていうのが芸人としての課題なのかな」と神妙に語った。
そのうえで、神妙な様子で語ったのは「14日の日刊スポーツによる『市原隼人「絶対にうどんしか食べない」撮影現場での鉄壁ルーティンを披露』という記事」に関することだとボケてみせた。
「最後に、『いやいや、上島竜兵さんの訃報に触れてのことじゃなかったんかい』と思わせるオチを付けたことに関しては賛否両論ありますね。
ただ、誰を傷付けるでもなく、尊敬する上島さんの最期に笑いを添えたことは個人的には良かったのではないかと思いますよ。
おそらく、オチの手前までの部分に劇団ひとりさんの本音が垣間見えていると思いますし。
一方で、生前の上島さんに対し『もしも、死亡ネタを真に受けて上島さんが本当に死んだら、ほら見ろ、死んだだろって笑う』と言ったり、『志村けんさんがもう呼んでるんじゃない？』と言ったりしていた有吉弘行さんと比較して『有吉の全く笑えないうえに、ただしつこいだけの死ね死ねネタは聞いてられなかったけど、ひとりのボケ方はほっこりできるし笑えてさすがだと思った』といった声も出ています」（メディアコメンテーター）
14日には、上島さんの密葬が行われ、上島さんの相方である肥後克広さん、寺門ジモンさんが揃って追悼コメントを発表した。
竜兵会ではひとりさんが先陣を切ってコメントを発表したことで、有吉弘行さんら他のメンバーがどんな反応を見せるのか注目が集まる。
（文／門田智之）