「文春オンライン」(文藝春秋)が10日、“秀岳館高サッカー部暴力動画 校長が激白「監督は『解雇したら裁判にかける』と」”の見出しで記事を掲載。
サッカー部コーチによる部員への暴行事件、さらに段原一詞監督による部員への恫喝・脅迫や日本テレビ系情報番組『スッキリ』への生出演でウソの弁明をしたことなどが明らかとなった、熊本県の秀岳館高校。
同校の中川靜也校長を「文春」が取材したところによると、すでにサッカー部の指導には代行監督の依頼をしており、段原氏はサッカー部から完全に外すようだ。
中川校長は「自分から身を引くのが筋」と、同校の校長補佐の役職についても段原氏に退いてもらうべきと考えているようだが、段原氏が「解雇したら(不当解雇だとして)裁判にかける」と脅迫めいたことを言っており、今後も一筋縄では行かない展望だという。
なお、今回の騒動によって明るみに出た、中川校長が女生徒と手をつないだり密着したりしている行為について「セクハラでは」という意見があることについては、「おじいちゃん校長と慕ってくれるのが妙なかたちで言われている。まぁ、構いません(笑)」と意に介していない様子だったとのこと。
「仮に段原氏が教員として校内に残るとなれば、恫喝や脅迫で精神的な苦痛を負った生徒が居心地が悪いでしょうし、そこは段原氏にきっちりと責任を取ってもらいたいところですよね。
ただ、私学ということで、教育委員会などからの強権発動というワケにもいかないようですし、段原氏が居直り続ける限りはなかなか学校側としても対処が難しいところなのかもしれません。
ですが、セクハラ云々とは別に、コーチの暴力および監督の脅迫や隠蔽があった以上、そもそも中川校長も然るべき形で責任を取るべきだとも思いますよ。
それから、事の発端である暴力コーチが実名報道されないのは『親が政治家だ』という話もあり、ここにも大きな闇を感じます」(メディアコメンテーター)
引き続き、秀岳館高校のオトナたちの間では“グズグズ”の展開が続いているということで。
(文/樋口健太郎)